ここ数年、服選びで悩む時間が増えた気がする
事の発端はある日の鏡の中の自分との対面
長らく着ておらず、すっかり忘れていたパーカーを羽織った瞬間、違和感を覚えた
ヤマダッティ「あれ? なんか……痛くね?」
決して変な服ではない。サイズも合っている。にも関わらず何かが決定的に違う
どうやら自分自身が持つ認識と、鏡に映る視界の現実との間に埋めようのない決定的な溝が生まれている事に気づいてしまった
そう、40代の服選び
これが急激に難易度を増している。
ちょっとトレンドを意識すると、即座に脳内が「若作り乙」と訴えかける。
かといって、安牌で落ち着いた色味やデザインを選ぶと、今度はそこに少し照れ気味に笑った「休日のおっさん」が召喚される
「痛い若作り」と「休日のおっさん」
この究極の二択を強いられるのが40代という戦場なのだ。ほんま怖い。
世の中のファッション誌やSNSなどは口を揃えて「大人の余裕」だの「こなれ感」だの
いや、その「こなれ感」が一番ムズいのよ?
大人の余裕があればそんなん見やんくね?
なんでそれがわからんのかな?
普通の40代が「こなれ感」を出そうとして、シャツの袖を無造作に捲ったり、あえてスニーカーで外したりしてみる。
するとどうなるか?
そう、ただの「だらしない人」の完成です。
本人自身は「計算された抜け感」を演出しているつもりでも、周囲から見れば「寝坊とかして慌てて着替えたのかな?」と心配されるのが関の山。
このリスクが持つ意味。 それはつまり、
高級フレンチの店に、穴だらけのダメージジーンズとサンダルで入店して、ギャルソンに向かって真顔で
「あえて外してみました」
と言うようなものだ。通じるか、そんなもん。
あまりに危険すぎる。下手に「こなれ」ようとする行為は、社会的死を招きかねないという事をご査収のほどよろしくお願いいたします
でもね、やっぱり少しはお洒落だと思われたいじゃないですか
清潔感は保ちたいし「まだ終わってない」感は出していきたい。 その気持ちはあるんです。
ほんの少し
ほんの少しのキッカケで何かが変わりそうな気がするんです。
そして今日も今日とて、ネットで「40代 メンズ ファッション イケてる」とロングテールで検索し、似合うかどうかも分からないジャケットをカートに入れたり出しt
あぁ…
考えれば考えるほど、何が正解か分からんようになってくる
「年相応」って何ですか?
「自分らしさ」って何ですか?
いる?それっているの?
もう面倒くさい。 いっそのこと国が指定してくれたらいいのに
「はい、あなた40代ねー。じゃーこれ着てて。これ標準装備だから」って
もうアレでええやん。
制服。
それにしよ?
財源確保、していこ?
今こそマイナンバーカードの紐付け、活躍するとこやで?
誰かワイに思考停止で着れる「40代のおっさん用つなぎ」を支給してください。明日からそれ着て生きていくから。



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